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【保存版】バーテンダー歴40年以上のプロに聞いた、自宅でできる美味しい焼酎のソーダ割りの作り方Written by nomooo

ここ数年、健康志向の高まりやチューハイ市場の拡大をうけて、糖質ゼロの甲類焼酎をソーダで割って飲む、焼酎のソーダ割りが人気を博しています。焼酎を少しでも飲みやすくするために生まれた、この焼酎の飲み方は若者からも好評です。

焼酎とソーダさえあれば、自宅でも簡単に楽しめる焼酎のソーダ割りですが、皆さん単純に「焼酎にソーダを入れて飲むだけ」と思っていませんか?確かに間違いではありませんが、焼酎やソーダにこだわれば、自宅で飲む焼酎のソーダ割りの味わいも劇的に変化するのです。

そこで今回、バーテンダーの世界チャンピオンを輩出した東京・渋谷にある日本バーテンダースクールを訪問。そこの校長でもあり、バーテンダー歴40年以上の経験を持つ齊藤實さんに、自宅でできる美味しい焼酎のソーダ割りの作り方を伺ってきました。

卒業生が世界チャンピオン!?
バーテンダー歴40年以上の経験を持つ、
齊藤實さん

<経歴>
  • サラリーマン、ホテル、バー、喫茶店
  • 調理師学校非常勤講師
  • 日本バーテンダースクール
  • 日本カフェフードスクール
  • 東京栄養・食糧専門学校非常勤講師10年勤務
  • (社)日本バーテンダー協会関東地区本部 副支部長
  • ベストバーテンダー受賞

常温のグラスに焼酎とソーダを注いで……。
その作り方、実はNGって知っていましたか?

齊藤さんに、ワンランク上の焼酎のソーダ割りの作り方を伺う前に、自分の作り方はプロの目から見てどうなのか。実際にチェックしてもらいました。

ライター :焼酎のソーダ割りなら、いつも家で作って飲んでるし、いつも通り作れば大丈夫でしょ。いつも使っている常温のグラスに氷を入れて、ソーダと焼酎を注いで……。この作り方できっと問題ないはず。

ライター :よし、完成!先生、自分が作った焼酎のソーダ割りはどうですか?

齊藤さん :うーん、お酒好きには良いかもしれないですね。でも、何となくでは美味しい焼酎のソーダ割りは作れません。分量など細部までこだわることで美味しい焼酎のソーダ割りが作れるんです。これから、その方法を教えるので是非覚えてください。

美味しい焼酎のソーダ割りを飲むためには、
準備にもこだわろう!

齊藤さん :焼酎のソーダ割りは作り方にもコツがありますが、美味しさは準備するものにも左右されます。普段、何となく市販の焼酎を買ってソーダで割っているだけの人が多いと思いますが、焼酎やソーダにもこだわってください。それだけで、だいぶ味わいが変わってきます。

先生は焼酎やソーダのどこにこだわっているのか。バーテンダー歴40年以上の経験から見えた、こだわりのポイントとはいかに。

では、ソーダ割りに最適な
宝焼酎「NIPPON」でつくってみましょう

今回、齊藤さんが用意した焼酎は宝酒造が9/20(火)に発売した宝焼酎「NIPPON」。この焼酎は桜樽貯蔵熟成酒を3%ブレンド、原材料に国産桜葉を使用するなど、桜を意識した一本に仕上がっています。

焼酎は他にも様々ありますが、齊藤さんはなぜ「NIPPON」を選んだのでしょうか?その理由は、「NIPPON」が持つ"桜餅"のようなほのかな甘い香りにありました。

齊藤さん :この焼酎は、"桜餅"のような香りがすごく独特で良い。ソーダ割りにすることで、その香りがさらに引き立つので、香りと味わいが楽しめる。また度数もウイスキーと比較して高くなく、女性も飲みやすいと思うので、家で飲む焼酎としてはすごく良いと思います。

ソーダはミネラル成分が少ないものを選ぼう

次にこだわりを見せたのが「ソーダ」。スーパーなどに行けば、様々な種類のソーダが販売されていることもあり、多くの人は安いものを手にとってしまいがち。しかし、齊藤さんはソーダにも強くこだわることをオススメします。

齊藤さん :良い焼酎を選んだら、ソーダもきちんとこだわりを持って選んでください。今ではソーダもたくさん種類がありますが、自分がオススメするのは"ミネラル成分が少ないソーダ"。ミネラル成分が少ないソーダの方が、焼酎の味が分かりやすいので、より美味しさを感じられると思います。また、ソーダはしっかりと冷やすこと。温度が高くなると炭酸が飛んでしまうので、注意です。

グラスは薄張りのものを使用

そして、齊藤さんはグラスにもこだわりを見せます。焼酎のソーダ割りを飲むとき、多くの人は家にある適当なグラスを手にとって作り始めようとしますが、プロは違います。今回、焼酎のソーダ割りを作るにあたって用意したのは、薄張りグラス。なぜ、薄張りグラスがいいのか、その理由は次のとおり。

齊藤さん :普通のグラスでは単純にお酒を飲むだけで終わってしまいますが、薄張りグラスは液体を持っているような感覚を楽しめる。また、口当たりもよい。味覚だけではなく、視覚でも焼酎のソーダ割りを楽しめるので、ぜひ薄張りグラスを使ってほしいですね。

その道のプロが作る、
とっておきの焼酎ソーダ割り

「良い材料が揃ったら、あとは適当に注ぎ入れるだけ……」と思ってしまいそうですが、プロは違います。先ほどの自分とは違い、作り方にもこだわりがあるのです。

ステップ1:まずは冷えたグラスに氷を入れて

焼酎のソーダ割りを作るにあたって、プロもまずはグラスに氷を入れていきます。ここではアイスペール(氷を入れる容器)が使われていますが、自宅に無い場合は市販の氷をそのまま使用しても問題ありません。また、グラスもよく冷えたものがオススメとのことです。

齊藤さん :まず氷を入れるにあたって、気をつけるべきことがあります。それは小さいものから入れるということ。「大きい氷の方がよく冷えそう」という考えから、大きい氷を先に入れてしまいがちですが、それはダメ。大きいものから入れてしまうと、グラス内に隙間ができてしまうので分量がうまく調節できなくなってしまいます。

ステップ2:焼酎が氷となじむように
マドラーできちんとステア

グラスの中に氷を入れたあとは、宝焼酎「NIPPON」を注いでいきます。そしてマドラーを使って、しっかりとステアしてください。焼酎が氷となじんで、より美味しくなります。また、齊藤さん曰く、焼酎のソーダ割りを作る際は、1(焼酎):2(ソーダ)の割合を意識するといいそう。

齊藤さん :昔は"ワンフィンガー"、"ツーフィンガー"という言葉があって、お酒を注ぐ割合を指で計測していた。家で焼酎のソーダ割りを作る際、何となくの目分量で焼酎を注いでしまいがちですが、それでは本当の美味しさは味わえない。氷がすでに入っているので、"ツーフィンガー"を目安に焼酎を注ぐといいと思いますよ。また、焼酎を入れたあとでステア(混ぜる)してなじませてください。ステアすることで最初に入れた氷にうまく隙間が生まれ、さらに追加で氷を入れることができるようになります。

「お酒は濃ければ濃いだけいい」という考えから、目分量で焼酎をどばどばと注いてしまいがちですが、ワンランク上の焼酎のソーダ割りを飲みたいなら、焼酎の割合にも気を配りたいところ。自宅で飲む際は齊藤さんがオススメしていた、"ツーフィンガー"を使って焼酎の入れる量を測るといいでしょう。

ステップ3:ソーダは氷を避けて縁にそって注ぐ

焼酎を入れたら、ソーダを注いでいくわけですが、ここで気をつけるべきは高い位置からソーダを注がないこと。グラスの縁に沿って、ゆっくり注いでいくことが大切です。

齊藤さん :高い位置から氷を避けずに注いでしまうと、ソーダを氷が弾いてしまう。家呑みのときは、勢い任せで注いでしまうところですが、焼酎のソーダ割りの味を決めるのはソーダといっても過言ではありません。ゆっくりと丁寧にソーダを注いでください。

ステップ4:ソーダが飛ばないように、
そーっとマドラーで一回ステア

最後にマドラーで、そーっと一回ステアしたら焼酎のソーダ割りの完成。

多くの人は「よく混ざった方がいい」という理由から何度もステアしがちですが、大切なのは一回だけステアすること。たくさんステアしてしまうと、ソーダのガスが抜けてしまうため、ガスを残すにはステアの回数は少ない方が良いそうです。

また齊藤さんは、 「このNIPPONという焼酎なら、ソーダ水を注いだ後にちょっとだけトニックウォーターを入れても美味しいと思う」 とバーテンダーならではの観点からオススメの飲み方を教えてくれました。

素人とプロが作った
焼酎のソーダ割りを飲み比べ!

ということで、バーテンダー歴40年以上のプロが作った焼酎のソーダ割りは、素人が作ったものを比べて、どれだけ味に違いがあるのか。実際に飲み比べてみました。

右手でプロが作った焼酎のソーダ割りを試飲
左手で自分が作った焼酎のソーダ割りを試飲

ライター :いやー全然違いますね。齊藤さんが作った焼酎のソーダ割りの方が炭酸感が強く、焼酎の良い香りもして、すごく美味しい。さすが、プロがつくるソーダ割りですね。完璧な味です。一方、自分のは……。ただ焼酎が濃く、焼酎の香りも炭酸感もうすいですね……。

齊藤さん :ちょっと材料や作り方を工夫するだけで、焼酎のソーダ割りってすごく美味しくなるんですよ。家でよく焼酎のソーダ割りを飲むという方は、材料と作り方にこだわればワンランク上の焼酎のソーダ割りが飲めますよ。

シンプルながらも、非常に奥が深かった焼酎のソーダ割り。「焼酎にソーダを入れて飲むだけ……」と侮ることなく、きちんと材料と作り方にこだわりを持ってみてはいかがでしょうか?そうすることで、家で飲む焼酎のソーダ割りが格段に美味しくなるはずです。

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