お酒を楽しむためのヒント!酒は百薬の長!?
適量の飲酒は、ストレス緩和や食欲増進につながるため、「酒は百薬の長」と言われています。
昔から「酒は百薬の長」と言われています。適量のお酒を飲むことは、ストレスの緩和や食欲増進に効果を発揮するため、健康にプラスに働き、寿命の延長にもつながると疫学的研究で認められています。
イギリスのマーモットという学者が「お酒を適量に飲むことは、冠動脈疾患に予防的に効く」と発表しています。
他にも、心臓病・癌・骨粗鬆症・老人性認知症などの発症や老化のリスクを低減させるなど、様々な研究結果も報告されています。
下のグラフは、1日の飲酒量と全死亡率の関係を表したもので、「Jカーブ」と呼ばれています。この「Jカーブ」を見ると、お酒を全く飲まない人に比べて、適量のお酒を飲む人の方が、全死亡率が低いことが分かります。
しかし、適量を超えてお酒を飲むと、全死亡率が急激に上がっています。「酒は百薬の長」と言われていますが、それはあくまで適量の範囲内でのことです。
【注】全死亡率:病気だけなく、事故、事件を含めたあらゆる原因による死亡率。「全く飲まない」人を1とした場合の各飲酒量毎の相対的な死亡率をグラフにするとJ型のカーブになる。