トップページ > 環境活動 > 宝酒造 田んぼの学校 > おうちで田んぼ体験(バケツ稲) > 収穫までの流れ
※実施時期は目安です。
プリンの容器などに水を少し入れ、そこに種もみを入れておく。もみは水を吸って目覚め、呼吸をはじめる。1日1回水をとりかえる。失敗にそなえて全ての種を使わないように。(水温はおよそ15~20度ぐらいが目安)
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水の温度でも違うけれど、気温が20度くらいになったら、5日~19日間くらいで芽(葉と根)が出てくる。
芽が少し出たら種まきです。深さ6~7mm(種もみ2つ分)の深さに埋めていく。土に水たまりが少しできるくらいに水を入れておく。(水が病気や寒さから守ってくれる)
葉が3~4枚になったら、よい苗を2~3本(コシヒカリは4~5本)を選び1株にして、バケツなどの中心に植える。深さは2~3cm。3日ぐらいは水を少なくしておき、その後は深さ5cmまで水を入れておく。
1枚目の葉が親茎から分かれ、その葉の中から新しい葉がのびてくる。この子ども茎のことを「分げつ」と呼ぶ。こうして「分げつ」でどんどん茎が増え、数十本の茎が出てくる。
稲の茎が20本くらい、高さが40~50cmになったら、2~5日水をぬく。土の表面が乾いたら水を5cmくらい入れ、なくなったら足しておき、雨にあてないようにする。中ぼしのあとの水やりもお忘れなく!根は水を求めて良く伸びて元気になります。
茎がふくらんできて20日程で穂の赤ちゃん(幼穂)が出てくる。(スズメに食べられないように網をかけておく)。この頃に下の方の古い葉が枯れていく。
稲の花は、穂が出てくるのとほぼ同時に咲き、外側の殻が開いて雄しべが出て、次に雌しべも見えてくる。この間1つの花で約10~20分、1つの穂で4~5日かけて次々と咲いていく。花粉を雄しべが散らして受粉すると、雄しべを残したまま殻は閉じる。
受粉すると受精がはじまる。30日程すると牛乳のような(デンプン)“お米のスープ”ができる。
穂が出てから30~35日後頃に水切りをして土を乾かしておきます。穂の約9割が黄金色になった頃が刈り時です。その10日程後、穂の9割程が黄金色になったら刈り取る。
手のひらに穂を数本のせてみて、1割程度青いもみが残っている頃が刈り取りの時。茎の下の方をゆっくりと切り取る。(土から3~5cm上)
刈り取った稲は、穂の方を下にして、風通しの良い所で10日間くらい乾燥させる。
割りばしでしごいたり、牛乳パックの中に穂を入れてフタを閉めながらひっぱると、もみが中に残って便利。
すりばちにもみを入れ軟式野球のボールでもみを押さえ、下から上へゆっくりとすり上げていくのをくり返す。その後、もみがらは息を吹きかけて飛ばす。このまま炊いて食べても栄養のあるごはんになる。
玄米をビンに入れ、木の棒で気長にトントンとついていくと、コメとヌカが分かれていく。(この分け方の度合いで、5分づき、7分づきなどと呼ばれる)
みんなで大切に育てたおコメをいただきましょう。(モチ米は、お赤飯などにしてみてはいかがでしょう)