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宝酒造 田んぼの学校

田んぼの学校レポート(最新レポート)

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第3回 <収穫編> 日にち:2023年9月24日(日)
場所:京都府南丹市園部町の田んぼ

頑張って育てたお米を収穫!

9月とは思えない猛暑が連日続いていましたが、収穫編の当日は秋晴れの爽やかな陽気でした。

絶好の収穫びよりに、「とんぼ組」と「ばった組」のみんなの期待は高まります。おいしいお米ができているかな?

いよいよ収穫! お天気もよくて楽しみだね

自然観察

収穫の前に、あぜ道や田んぼを観察しました。
田んぼの周りでは、秋の草花がかわいらしい姿を見せています。

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自然観察指導員さんから、草花あそびを教えてもらいました。
「エノコログサの穂を2つ結ぶとウサギになるよ」
「穂を軽くにぎってみて。手からにょろにょろ逃げていくよ」
「ムラサキツユクサの花をちぎって紙に押し付けると、キレイな青色がつくよ」

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子どもたちは「かわいい!」「面白い!」「きれい」と目を輝かせます。

観察図画

あぜ道ではイナゴやバッタが飛び跳ね、その上をシオカラトンボやアカトンボが悠々と飛んでいます。男の子が立派なオニヤンマを捕まえると、田んぼにひときわ大きな歓声がこだましました。

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    イナゴがたくさん

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    コオロギもいました

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    やった! オニヤンマだ!

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    こいつはデカイぞ!

観察図画

前回観察したイヌマキが、熟して食べごろになっていました。食べられるのは花托(かたく)と呼ばれる紫の部分だけです。食べてはいけない部分を誤って口に入れないよう、子どもたちは、自然観察指導員の話に注意深く耳を傾けます。

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花托を口にした子どもたちは「甘酸っぱくておいしい!」と笑顔を見せていました。
※イヌマキの実を口に入れる場合は、必ず専門家指導のもとで行ってください。

収穫

さあ、収穫の始まり。

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ノコギリガマという道具を使って、手作業でイネを刈り取ります。農家さんからノコギリガマの持ち方や収穫するときの姿勢などを教わり、いよいよ田んぼへ。

イネの高さを測ると、小さかった苗が80㎝ほどに生長していました。その先に黄金色の穂がついています。

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初めて使う道具に最初はみんな緊張気味でしたが、ザクザクッといい音をたててどんどん収穫が進んでいきます。お茶碗1杯のお米は、3株の稲穂に相当するのだとか。今日収穫するのは何杯分かな?

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無事に収穫が終わった後は、この日限りのスペシャルイベントが行われました。

「イネの根っこを掘り起こしてみよう」

子どもたちは刈り取った後のイネを引っ張ってみますが、なかなか根っこは抜けません。イネは田んぼに強い根を張って、土から栄養を吸収しておいしいお米に育つのですね!

掘り起こしたイネの根っこは、「ありがとう田んぼ!」という感謝の掛け声とともに、力いっぱい元の田んぼに放り投げて、飛距離を競う遊びをしました。「楽しかった!」と、子どもたちは笑顔で田んぼを後にしました。

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卒業式

田植え・草取り・収穫を体験し、田んぼ周辺の生き物と触れ合う田んぼの学校は今日で卒業です。最後に、家族みんなで卒業証書を受け取り、心に残ったことや感想を発表しました。

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「お米を食べるのが楽しみです!」
「入学したときは虫が苦手だったけど、今日は楽しく観察できました」
「稲刈りがとても楽しかったです」

田んぼでたくさんの経験をした子どもたちに大きな拍手が送られました。

かんさつノートに「ケロッ田スタンプ」を押してもらい、帰路につきました。この後、お米はそれぞれのおうちに届けられます。

皆さん、ご卒業おめでとうございます!
後日おうちに届けられるおいしいお米を楽しみにしていてくださいね。

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楽しい体験だったね! お米を食べて田んぼのことを思い出してね!

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