「ブラントン」になるための厳しい選抜プロセス
マスターディスティラーを中心に、彼らだけではなく蒸留所の従業員で構成される特別な官能評価訓練を受けたテイスティングパネルメンバーも加わって「ブラントン」を客観的に評価します。幅広く多様な味覚を持つ人々が集まる、ここが素晴らしい点です。ブランドを永続させるための官能評価トレーニング教育を選抜された者全員に行い、ウイスキーを客観的に味わう方法を教えています。
最も重要なのは、試飲テーブルの全員が一致して認めなければ「ブラントン」とは呼ばれない、こうして非常に高い基準を設定し、プロファイルが決して逸脱しないようにしています。
H倉庫で神の手に委ね、時を待つ
1933年の禁酒法廃止後、ケンタッキー州に残っていた蒸留所は、自社のスピリッツの需要が高まることを見込んでいました。生産は急増し、アルバート・ベーコン・ブラントンの蒸留所は樽を保管するスペースが不足する事態に直面、解決策として考えたのは、比較的短期間で建設できる金属製の倉庫の建設でした。
アルバート・ベーコン・ブラントンは後に、金属製の壁によって内部のバーボンの熟成に差が出ることを発見しました。この金属製の倉庫内では温度変化が速く、バーボンとオーク材の反応速度が一定になり、また金属製の壁は薄いため、倉庫内の温度は倉庫外の実際の温度に近くなる、これにより、ケンタッキー州の気まぐれな気候を的確に捉え、四季がはっきりと分かれるケンタッキー州の気候の利点を活かすことができました。
やがてアルバート・ベーコン・ブラントンは、この金属製の倉庫が樽に与える独特の熟成特性を気に入るようになりました。
この倉庫は1984年シングルバレルバーボン「ブラントン」の誕生の場となり、現在もバッファロートレース蒸留所のH倉庫として素晴らしいシングルバレルバーボンの熟成樽が保管されています。

一つとして同じものがない手書きラベル
手書きラベルに記された手作りの証し
「ブラントン」のラベルは、1枚1枚手で書き込まれています。
すなわち、ひとつとして同じラベルはありません。すべての工程を手作業で行うその証であり、唯一無二の誇りです。
ラベルには、こう書かれています。
【ラベル訳】
ボトル1本1本が、ブラントンディスティリングカンパニーにおいて登録されております。このボトルの登録番号は、<273>番です。 ディスティルド&ボトルド・バイ・ブラントンディスティリングカンパニー
フランクフォート、ケンタッキー
このバーボンウイスキーは、<2007年12月15日>に樽番号<437>、
< >内は、1本1本手書きにより記載されています。
ケンタッキーダービーを彷彿させる8種類のボトルキャップ
「ブラントン」のボトルキャップをかざる8種のサラブレッド
ボトルキャップには、競馬のスタートからゴールまでをイメージした、様々な歩幅とポーズの馬と騎手が描かれ「Blanton's」を表す1文字(全8種:B・L・A・N・T・O・N・S)が刻印されています。
最後のストッパーには「S」の文字が刻まれ、必ず勝利を収めます。グラスを傾けながらそれぞれの名馬の雄姿をお楽しみください。
ブラントンができるまで
多くの蒸留所がオートメンション化を進める中、「ブラントン」は現在も手作業で瓶詰めされています。
「ブラントン」に宿る「ゆるぎない個性」の表れです。
テイスティング― TASTING ―
- 長い年月を眠り続けた原酒にその時がくる。
時を費やすことの贅沢さを存分に取り込んだブラントンの原酒は、
新鮮な空気に触れ、豊かな香りを放つ。 - テイスティングは、ゆっくりと、色を確かめ、香りを探り、舌に乗せて確かめられる。
この原酒を樽に仕込んだときの記憶が蘇る。そしてそのたびに時の魔力に感じ入るのだ。
ボトリング ― BOTTLING ―
- ブラントンはとにかく曖昧なことを嫌うバーボンである。
ボトリングも必ず1つの樽からのみ行われる。
同じブラントンの原酒でも他の樽と混ぜることは決してない。
シングルバレルバーボンと言われる所以である。 - ケンタッキーを象徴するケンタッキーダービーの騎手とダービー馬を冠した
キャップは、ボトルの口を保護するワックス(封蝋)を一本ずつ丁寧に手作業で密封される。
ラベリング ― LABELING ―
- ブラントンを飾るラベル1枚1枚に、蔵出しの日付、樽ナンバー、ボトルナンバーが丁寧に手で書き込まれる。
- 8面体のボトルにラベルを貼る作業も、手作業でゆっくりと丁寧に行われる。
それは、手塩にかけたバーボンを愛しむ作業でもある。 - いよいよブラントンの仕上げである。ボックスに収められる。
そして再会を心待ちにしているブラントンファンのもとへ届けられるのである。

