トップページ >  環境活動 >  宝酒造 田んぼの学校 >  田んぼの学校レポート >  2015年度 第1回<田植え編>

宝酒造 田んぼの学校

田んぼの学校レポート(2015年度)

最新レポート

バックナンバー一覧

第1回<田植え編>日にち:2015年5月17日(日) 場所:京都府南丹市園部町の田んぼ

本日快晴! 2015年の宝酒造 田んぼの学校がはじまりました!

田んぼの学校<田植え編>開催日は、今年も快晴となり暑い一日が始まりました。380組の応募から当選した24組80名のご家族が、大阪、京都、兵庫そして奈良から参加されています。到着すると受付前に田植えをする田んぼを興味津々でのぞく家族もいて、この日を本当に心待ちにしていた様子がうかがえました。

  • photo

    体験田んぼに興味津々のご家族。早くも何か見つけたかな?

  • photo

    受付で出席を確認。みんなまだ少し緊張の面持ちです。

  • photo

    出席した参加者はあか、あお、きいろ、みどりの4グループに分かれます。

  • photo

    入学式後は、田んぼの学校でどんなことを学ぶのかの紹介を受けました。

田んぼのまわりの生き物を探しに出発!

電車や車の車窓から田んぼを見ることはあっても、その周りにどんな生き物がいるかまでは見えません。屋外の自然観察ではルーペやツーウェイ虫眼鏡を持ち、自然観察指導員の方たちと一緒に田んぼの周辺で生き物を観察しました。子どもたちからは次々に「これ何?」という声が上がり、自然観察指導員の方も大忙しでした。予想以上に田んぼのまわりは面白い生き物が生息しており、大人も子ども生き物探しに夢中になりました。

  • photo

    早速とらえたベニカミキリというカミキリ虫をルーペで観察します。

  • photo

    自然観察指導員の方の話に、一生懸命、耳を傾けます。

  • photo

    オシベが花の中に隠れているアザミ。ポンポン叩くと、白いオシベが顔を出します。

  • photo

    ひっくり返ったカエル、お腹をなでると気絶するって、本当みたい!

  • photo

    「におってみて。」「くさっ。」ドクダミは強烈な匂いで虫を遠ざけます。

  • photo

    一つの花に見えるタンポポですが、実は小さな花の集合体という事実にみんなびっくり。

この草はどんな色が出る? 草花で名刺づくり

屋内では、田んぼ周辺で採取した草花を使って“草花名刺づくり”を体験しました。草花を紙に押し付けると、見た目以上にきれいな色が出る草花や、色が出にくい草花と実にさまざま。配置を工夫して、みんな素敵なオリジナル名刺に仕上げました。完成後の名刺交換では、お父さんたちが大活躍!
「ちゃんと両手で渡すんやで」。恥ずかしくて尻込みした子もいましたが、お父さんに励まされ、ちゃんと名刺交換を行いました。

  • photo

    木のスプーンを使って、草花の色を名刺に移します。どんな色が出るかな?

  • photo

    色がよく出る草花、ほとんど出ない草花と、一つ一つ個性的です。

  • photo

    ヨモギ、アカツメクサ、タンポポなど、この時期田んぼの周りに生える草花は実に多彩。

  • photo

    完成した名刺を一枚さし出し「名刺交換」。自己紹介しながら渡しました。

うまく見えるかな? 双眼実体顕微鏡を使って“生き物観察”

双眼実体顕微鏡で小さなオタマジャクシの心臓を探します。しかしトクトク動く心臓は意外と見つかりにくく大苦戦。「見えた!」と思ったらそれはパクパクしているオタマジャクシの口だったり…。どのテーブルも、生徒たちはみんな、必死でした。オタマジャクシを観察した後は、自分たちの指を顕微鏡で観察しました。指紋の間にある汗腺からにじみ出ている汗の様子を、しっかり見ることができました。自分の体のミクロの世界に、生徒たちは驚きました。

  • photo

    オタマジャクシを容器の中に寝かせ、顕微鏡で心臓を探します。

  • photo

    双眼実体顕微鏡で、覗いてみると…。

  • photo

    ドクドク動いてます。心臓かな?

  • photo

    「指見せて」。顕微鏡で指の腹を見て、汗腺の様子を観察します。

田んぼの学校絵日記

田んぼの中は、どんな感触?

午後から、待ちに待った田植え体験がはじまります。靴を脱ぎ、靴下を二重に履いて準備万端の生徒たちは、田んぼ講師の方から田植えのコツを教わって、田んぼに入ります。「どうやって入るの?」と、見た目にも粘っこい田んぼに、子どもは少したじろぎぎみ。大人につかまり、こわごわ泥田への一歩を踏み出しました。しばらくすると徐々に慣れ、自分の持ち場に着くころにはみんなひとりで田んぼの中を歩けるようになりました。

  • photo

    最初にイネの長さを測り、手の長さで植える間隔の「20センチ」を確認します。

  • photo

    「いつもの地面と違う~!」「ヌルヌル~」と、田んぼの中は大騒ぎです。

  • photo

    順調に田植え! 来月にはどのくらい大きくなっているかな。

  • photo

    イネはだいたい1回に3本くらいを取って植えます。

  • photo

    田んぼ講師の方に教わったとおり、腰を落として、3センチくらいの深さに植えます。

  • photo

    田植えが終わったら、手足の泥を落とします。

田んぼの学校絵日記

一番楽しかったのは? たくさんの体験を日記で整理!

田んぼの学校では、自然観察や田植え体験だけでなく、最後に必ず日記づくりを行います。一人一人が今日一番印象に残ったことを絵と文で綴る、絵日記を作るのです。日記を書くことで、今日体験したことを心の中で整理し、書き終わったら同じテーブルのメンバー全員で発表し合います。発表の時間は、あちこちのテーブルから笑い声や拍手がおこり、とても楽しいひとときでした。生徒たちは仲間の思い出も共有して、心に書き留めたことでしょう。

  • photo

    自然観察に田植え体験、盛りだくさんの一日でした。

  • photo

    日記づくりは大人も子どもも、全員で取り組みます。

  • photo

    一番印象に残ったことを一生懸命に書き留めます。

  • photo

    今日の出来事をみんなで楽しく振り返ります。

  • photo

    今日の思い出は、田植え体験。

  • photo

    大人と子どもでは印象に残るところが、少し違うようです。

田んぼの学校TOPへ戻る