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宝酒造 田んぼの学校

田んぼの学校レポート(2014年度)

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第1回 <田植え編> 日にち:2014年5月18日(日) 場所:京都府南丹市園部町の田んぼ

今年も快晴! 宝酒造 田んぼの学校、いよいよ開校です!

からりと晴れた5月の日曜日。今年も宝酒造 田んぼの学校が、京都府南丹市の田んぼで開講しました。朝から日差しには初夏の力強さがあり、暑い一日になりそうです。一番乗りの生徒はなんと8時過ぎに到着。そして開校式には、大阪、京都、滋賀から集まった24家族81名が勢ぞろいしました。緊張気味の面持ちで迎えた開校式ですが、田んぼのレクチャーがはじまると、みんな食い入るように説明を聞いていました。

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    田んぼの学校のキャラクター・ケロッ田もニッコリ。今年も絶好の田植え日和となりました。

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    続々と集まる生徒たち。今年はどんな思い出が、生まれるでしょう?

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    入学式がはじまりました。勢ぞろいした生徒たちとスタッフが、初めて顔を合わせます。 

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    午前の授業・自然観察が始まる前に、かんさつ用具の使い方を学びます。色々なアイテムに子どもは興味津々!

補虫網や虫かご持参の生徒も。自然観察に、さあ出発!

グループごとに分かれた生徒たちは、自然観察指導員の方とともに自然観察に出かけます。出発するとすぐに、自然観察指導員の方が目ざとく草花や生き物を採取します。普段は気に留めない草花にもいろんな特長があり、説明が始まるとぐるり生徒の輪ができます。生徒たちもすぐに生き物探しのコツをつかんだのか、指導員の方たちに負けないくらい、次々といろんな草花や生き物を見つけはじめました。

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    耳元で振ると、音がするヒメコバンソウ。どんな音が聞こえるかな?

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    カタバミで10円玉をこするとピカピカになると聞いて、集まってくる生徒たち。

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    大人の生徒も、ルーペを使って観察! 「お父さん、どんなふうに見える?」

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    「ハルジオンの茎は空洞なの」。よく似たヒメジオンは茎に空洞がないので、折ってみると見分けがつくそう。生徒たちも納得の表情!

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    糸でトンネルを作るクサグモや、巣にゴミを集めて擬態する“ゴミグモ”など、田んぼの周りは色んなクモがいます。

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    テーマポイントに集まる生徒たち。ここではカラスノエンドウやレンゲソウ、シロツメクサなど田んぼに栄養を与える植物について勉強しました。

自然観察で出会える生き物をチェック! ケロッ田と田んぼの仲間たち

草花を使ったオリジナル名刺づくり!

屋内では田んぼの周辺で集めた草花を使い、オリジナルの名刺作りに挑戦します。同じような色にみえた草花も、紙にこすりつけてみるとあら不思議! 写る色は少しずつ異なります。また、色を付けるのに力がいる草花もあれば、軽い力ですむものもあり、草花の個性がうかがえます。できあがった名刺は、違う家族やお隣の生徒と交換しました。ちょっぴり恥ずかしそうな生徒たちでしたが、名刺交換のおかげでお互いの親しさはぐっと増したみたいです。
その後は双眼実体顕微鏡を使って、アザミのトゲを観察しました。「うわ、めっちゃトゲトゲ!」チクリとささる鋭いトゲは、顕微鏡で見ると一層とがって見えるようでした。

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    「この草はどんな色が出るかな?」 手触りや色など、草花をじっくり吟味。

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    木製スプーンを使って、名刺用の紙に草花を押し付けます。

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    大人も子どもも一所懸命。色だけでなく、名刺のデザインも考えて草花を選びます。

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    ちょっと恥ずかしいけど、自己紹介して名刺交換! お父さんみたいにカッコよくできたかな?

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    双眼実体顕微鏡で見る草花の世界に、生徒たちは驚きの表情を隠せません。

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    今年は京都府立大学の学生が自然観察のサポーターとして観察を手助けしてくれます。

いよいよ田植えに出発! 田んぼの中って、大丈夫かな?

田んぼに入る前に、田んぼ講師の方から教わった“田んぼの中での歩き方”。おっかなびっくりだった生徒たちですが、慣れるのも早く、コツをつかむとあっという間に自分の持ち場に移動しました。田植えの頃の気温は28度でしたが、田んぼの中は21度と低め。泥の心地よさに慣れてくると、大人も子供も楽しんで田植えをしていました。田んぼ講師の谷さんも「今年の生徒さんは優秀!」とニッコリ。田植え体験終了後に、生徒全員で講師の方に言った「ありがとう」は、今日一番、大きな声で言えました。

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    「さあ、田植えするぞ!」 なんだか頼もしい生徒たちです。

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    まずはこれから植える稲を観察します。苗の高さはおよそ20~24センチでした。

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    田んぼの第一歩! 最初はちょっとバランスを取るのが難しい泥の中ですが…。

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    少しの時間で泥田にも慣れてきました。家族そろって、いよいよ田植えの始まりです!

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    苗床から、2、3本の苗を取り分けて植えていきます。

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    お父さんと二人三脚で植えてきます。目指すゴールまで、あと少し!

一番楽しかったのは? たくさんの体験を日記で整理!

田植えを終えて公民館に戻ったら、いよいよ今日最後の授業、日記づくりがはじまります。日記を書くことで今日一日を振り返り、学んだことを整理します。全員が書き終わったら、テーブルごとで書いた日記を読み、絵を見せる発表会を行います。こうすることで自然観察や名刺づくり、田植えをしたことなど、今日一日、生徒たちの心に残ったことを心にしっかり刻みました。

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    思い思いにペンを走らせる生徒たち。今日一番の思い出は、どんなことかな?

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    イネが並ぶ田んぼ。田植えを終えた田んぼの様子が、よくわかります。

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    日記を作り終えたらテーブルごとに発表します。今日一番の思い出を、それぞれ話します。

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    出席スタンプを押してもらって、田植え編は終了です。次回も元気で出席してくださいね!

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