この日は梅雨の中休みだったのか、心配をよそに日差しが強く暑い1日になりました。
春から夏にかけてのこの時期は、観察できる生き物の種類が多く活動も活発化します。まさに自然観察をするには絶好の時期!
みんなはトンビやツバメ、ヘビ、ミノムシ、クモ、ヤモリ等、様々な生き物に出会うことができました。
「ほら見てごらん。」
「ここに何かおるでー!」
「クモの巣に蛾が…」
「拡大するとおもしろーい。」
「バッタや!」
「お母さん、何つかまえたの?」
「山椒がピリリと辛いのは何故か?、それは中の実を守るため。」と山椒について学びました。
そして、その他の実や葉の味や匂いを体験することもできました。
室内では、実体顕微鏡でカエルやガムシ、マツモムシ、アメンボ、ゲンゴロウ(幼虫)、イトトンボ(幼虫)と色々な生き物を観察しました。
「動く生き物を実体顕微鏡にセットするのは難しいな~。」
カエルを観察中。
「カエルってこんな顔してるんだ~。」
「袋に虫を入れるよー!」
「次はガムシを観察するぞ!袋にうまく入れられるかな。」
「この虫の足はどうなんてるんだ?」
「これが、ガムシ…」
「観察した生き物を忘れないように、しっかりと記録するぞー。」
午後からは田んぼの草取りです。イネの成長具合は上々!
みんなはイネに酸素を行き渡らせるためにイネの周りをしっかりとかき回しました。
そして草には”栄養分になるので埋める草”と、”害になるので抜く草”があることを学び、”抜く草”を間違えないように草取りに励みました。
暑い中での作業。でも田んぼの中は心地良い。
“埋める草”と“抜く草”の手作り標本。
位置に着いたら、イネの観察スタート!
観察の後は、草取り開始!
「どの草を埋めて、どの草を取るんだったけ?」
「この草は取るんだよね?」
「この草は埋める…この草は取る…」
「イネの周りをかき回して酸素を送るぞー。」
「草取りって大変だ…」
大人も子供も頑張って草取りをしました。
“田打ち車”の体験もしました。田打ち車は前後にくり返し押したり引いたりしながら進むと、上手に草がとれて土の中に酸素も沢山入っていくという道具です。
うまく使うには、ちょっとした“コツ”がいるため、みんなは使いこなすのに四苦八苦。でも慣れると、田打ち車の「便利さ」を感じることができました。
大人用なので子供だとちょっと重い。
田打ち車、体験できました!
最後は自分が体験したことを「ふりかえりシート」に書き留めます。
たくさんの生き物に出会ったこと、草取りが想像以上に大変だったこと、田打ち車を体験したこと…。
「ふりかえりシート」に書き終えたら、みんなの前で発表し、この日の授業は無事終了!!