1977年3月15日、焼酎復権への悲願の下、宝焼酎「純」は発売された。それはまさに執念と呼ぶにふさわしく、10年もの試行錯誤の歳月を経て生まれたのであった。大麦やトウモロコシなどを原料に蒸留方法や貯蔵方法をさまざまに変えた樽貯蔵熟成酒を厳選し、純度の高い甲類焼酎とブレンド、さらに独自の濾過を施して仕上げた焼酎である。商品名の「純」が象徴するように、自然なうまみとまるみ、ごく軽やかな香りを併せ持ちながら、ピュアな味わいを実現したのだった。また、シャープなクリスタル風の角型ボトルに商品ロゴをダイレクトプリントしたデザインは、これまでの焼酎のイメージを刷新して余りある程であり、強烈な登場感と鮮烈なイメージをもって迎えられた。発売当初から年間約70万ケース(720ml×12本)と順調なスタートを切り、1980年代には第2次焼酎ブームである空前のチューハイブームを巻き起こしつつ、1985年には678万ケースを販売する大ヒット商品となった。ここに日本のホワイトレボリューションは成ったのである。
発売以来、累計販売本数は11億本(720ml換算)を超えるロングセラーブランドになっています。
これからも長く愛される商品として、その品質を磨き続けてまいります。