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松竹梅のこころ  梅

梅初月

陰暦の十二月の異名のひとつ。貝原益軒編纂の『大和本草』には「梅花ハ独天下ノ花ニ先ダッテ開ク故、百花魁ト云 花兄トス」とあり、春を告げる花として百花に先んじて咲く梅は、春を待ちわび、開花を愛でる人々の気持ちを一身に集める春の象徴としての花でもありました。

母なる梅

「梅」の字は「毎」に木偏がついて会意兼形成文字。「毎」は「(まげ)」に「母」と書き、「豊かな髪を頭にのせた、成熟した女性を描いた」形象文字であり「母親がどんどん子どもを産むことを示す」意味。そのことから「梅」は「毎年のように枝もたわわに実をならせる木」といい、さらには「女性の安産を助け、子孫を繁昌させるめでたい木」とされてきました。

花は梅

いまでは花といえば「桜」ですが、平安初期までは「梅」のことでした。そのいい例が京都御所の紫宸殿の南庭には「右近の橘」とならんで、「左近の桜」が植えられていますが、遷都当時は「左近の梅」が植えられていました。桜にとって変わられるのは遷都166年後のこと。花と言えば梅。当時の人達は、どの花よりもまっ先に春の訪れを知らせる梅を、めでたいものとして愛し、楽しんでいたようです。

菅原道真と飛梅

道真は、宇多・醍醐の両朝に仕えた当代随一の漢学者。
儒官として異例の昇進を重ね右大臣までのぼりつめますが、藤原氏などの謗(そしり)によって大宰権帥に左遷される。そして遠く筑紫へ下る時、家の梅を見て「こち吹かば匂いおこせよ 梅の花 主なしとて春な忘れそ」と歌い、その梅の一枝は、一夜のうちに天駆けて道真のいる大宰府まで飛んできたと伝わっています。
大宰府の梅は「菅公の飛梅」としていまも香しい花を咲かせ、多くの参拝者たちの目を楽しませています。

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