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松竹梅のこころ  松

門松

日本には古くから年神(正月の神様で、祖霊神にして穀霊神)を迎えようとする信仰がありました。その媒介をはたすのが門松でした。門松は正月のアクセサリーではなく「神様の依代(よりしろ)」だったのです。平安末期の歌謡集『梁塵秘抄(りょうじんひしょう)』には「新年 春くれば 門に松こそ立てりけり松は祝いのものなれば君が命ぞ長からん」という歌詞が見られるように、門松には年頭の祝賀、長寿の意もこめられていました。

羽衣伝説

駿河の美保の浦に住む漁師が松の枝にかけてある美しい羽衣を持ちかえろうとすると天女に呼び止められる…という有名な能曲「羽衣」は美しい松林が舞台です。なぜ松の木なのか?その理由は「松は神の天降りを待つ」神聖で、めでたい木とされてたからです。同じような伝説に「衣掛松」「袖取松」が伝えられています。

相生の松

能曲「高砂」にでてくる「摂津の住吉の松」と「播磨の高砂の松」のこと。遠く離れていても相生の松という夫婦の松としてお互いに「相老い」るまでと、長寿の象徴とされる松です。結婚式で歌われる有名な「高砂やこの浦舟に〜」はこの能をもとにしています。

鏡板の老松

能舞台の正面の奥くの羽目板の壁には一本の老松が描かれています。能が老松を背景に演じるようになったのは、かつて奈良春日大社の一の鳥居のところにある影向(ようごう)の松の下で神事芸能が行われていたことに由来しています。ちなみに影向とは御陰、つまり神仏が具体的な形をとって現れることをいいます。松は現世と神仏とを媒介する役割があり鏡板の老松は神事にふさわしい背景といえます。ちなみに、橋懸かりの白州には若松が植えられ、舞台から順に一の松、二の松、三の松といいます。

千歳の松

松は神仙思想の地、蓬莱山との関係が深い。古く中国では「松柏の姿は霜を経るもなお茂る」といわれ、常緑の松は不老長寿のめでたいシンボルともされてきました。

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