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田んぼの学校レポート(2017年度)

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第2回<草取り編> 日にち:2017年6月25日(日) 場所:京都府南丹市園部町の田んぼ

さあ、草取り編だよ!草を抜いて、イネの成長を助けるよ~。

今にも雨が降り出しそうな天候を気にしつつも、朝から元気よく現地に向かう生徒たち。
生き物が最も活発に活動するこの時期。
今回はどんな生き物との出会いが待っているのでしょうか?

期待を胸に<草取り編>がスタートしました。

自然観察

午前中は自然観察の授業です。
田植え編に引き続き2回目ということもあり、最初から積極的にカエル、イモリ、バッタなどの生き物を捕まえにいく子供たち。見ているこちらまで嬉しくなります。
前回と同じ観察エリアですが、春とはまた様変わりした「自然」に、新たな発見もたくさんあったようです。

田んぼ周辺

田んぼの中を覗き、後ろ脚、前脚がはえたオタマジャクシを発見しては「見てー!」と楽しそうな声があがったり、イモリを見つけては「おったでー!」という元気な声が聞こえたり。
生き物を捕まえて、しっかり観察もできました。

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田んぼ周辺で発見!

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里山

里山での自然観察は、山椒の匂いを嗅いだり、雨露の残るドクダミ、イタドリ、ヘビイチゴなどの植物をルーペ等で観察。
また、鳥の声に耳をすましたり、雨で緩んだ地盤にシカの通った跡を見つけたりと、里山ならではの自然観察を楽しみました。
草笛に挑戦している親子の姿もあり、家族それぞれでも自然を満喫している様子でした。

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里山で発見!

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草取り

午後からは田んぼの授業です。今回の「草取り」はとても大切な作業です。
害になる草を抜き、栄養分になる草を埋め、イネの周りをしっかりかきまわしてイネに酸素を送ります。
今回も最初は田んぼ講師の方によるデモンストレーションから始まります。
しっかりと腰を安定させて、抜く草と埋める草を瞬時に判断して作業する姿は「サスガ!」の一言。
みんなはしっかりと草取りのコツを頭に入れて、田んぼに入っていきました。

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  • 定位置に着いたら、先ずはイネの観察をするよ。春と比べて、どれだけ成長したかな~?

抜かないと害になる草…ヒエ、セリ、イグサ。埋めると栄養になる草…コナギ。ヒエとイネは特に似ているので見分けるのが難かしいよね。

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イラスト

昔使われていた草取りマシーンである「田打ち車」の体験もしました。この田打ち車とは、前後に動かしながら進むと、水田の土をかきまわし、腰をかがめずとも草取り作業ができるという道具。便利ですがちょっとした”コツ”がいるため、うまく使いこなすのに四苦八苦している生徒もいました。
しかし、田打ち車を体験することができたみんなは、とても満足そうでした。

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田打ち車は昔の人の知恵が詰まった用具。田打ち車を知らない子もいたよ。みんな、良い体験ができてよかったね~。

イラスト

ふりかえり

最後はこの日の最も印象に残った事柄をふりかえりシートに書き留めます。
自然観察で出会った生き物の事、田打ち車を体験したこと、草には抜く草と埋める草があること。
それぞれの思い出をみんなの前で発表したら、この日の授業は終了です。

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ふりかえり1

ふりかえり2

「草取り編」お疲れ様でした。自然観察では、春とはまた違った生き物に出会うことができたね。自ら自然を楽しもうとするみんなの姿を見ることができてうれしかったよ。田んぼでは、暑い中、腰を曲げての作業は大変だったね。でもイネが立派に育つには、色々な手間がかかることを実感してもらえたのではないかな。イネを大きく成長させるには、その都度その都度、丁寧なお世話が必要なんだ。収穫編までに、自分たちの植えた苗が立派なイネに成長してくれるとイイネ!次回の収穫編は10月!少し時間があくけれど、またみんなに会えるのを楽しみにしているよ~。それまで、夏バテをしないように元気に夏を過ごしてね。

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