「田んぼの学校」が開校しました!
今年度はおよそ12倍という高倍率の中から選ばれた25家族80名がご入学されました。
大阪府、京都府、兵庫県、滋賀県と各地から集まってくれましたよ。
初回となる「田植え編」の天候は晴れ、気温27度、湿度29%。
燦々と日差しが降り注ぎ、5月としては暑い1日となりました。
午前中は自然観察を行いました。
野外の自然にしっかりと触れてほしいという想いから、今年の自然観察は「田んぼ周辺」コースに「里山」コースが新たに加わり、より自然を満喫できるコースとなりました。
みんなにとって、自然観察指導員の方から聞く話はどれも新鮮だったようで、目を輝かせながら話に聞き入る姿が印象的でした。
都会の生活ではなかなか味わうことができない、花の匂いや葉の手触りや味など、五感を使ってしっかりと満喫できたようでした。
田んぼを覗き込んだり、あぜ道を歩きまわりながら生き物を探しました。
シュレーゲルアオガエル、アマガエル、糸トンボにヘビ、ゲンゴロウにイナゴ。その他にもたくさん発見できました。
生き物を見つける度に「あ!おったー!」と楽しそうな声があちこちから上がっていました。
みんなは目に留まる草や花、生き物を指さして「あれは何ですか?」と自然観察指導員の方に質問攻め。
自然観察指導員の方も質問に答えるのに大忙し。あっという間に時間が過ぎていきました。
ワンポイントスクールでは自然観察指導員の方が色々な植物の「生きるための工夫」について教えてくれました。
痛いトゲトゲをもつもの、触るとネバネバするもの、臭いにおいを放つもの。
それぞれが、それぞれの環境でどのように自分の身を守Uっているのか。みんなは初めて聞く話に興味津々。
積極的に手を伸ばし授業に参加していました。
午後からは田植え体験を行いました。田んぼに向かうこども達からは笑顔がこぼれ、楽しみにしている様子がうかがえました。
先ずは農家の方々が講師となって、田植えのデモンストレーションを行い、苗を植える際のコツを教えてくれました。
お手本を見つめるみんなの目は真剣そのもの。
’やる気’が伝わってきました。
腰を曲げながら真っ直ぐに苗を植えていく作業は、想像以上に難しく重労働でした。
みんなは「大変やな~」と言いながら、時にはカエルを追いかけたり、時には泥遊びをしてみたりと、思い思いに楽しみながら、最後まで苗を植えました。
最後は1日の振り返りです。みんなは自分の記憶にしっかりと留めるために絵日記を記しました。
自然観察でトカゲやトンボを見つけた事、田植えで尻もちをついた事など。
一日同じ体験をしていても印象に残っていることは一人一人異なります。
絵日記をみんなの前で発表し、この日の授業は終了です。