最初の授業では子どもと大人にわかれました。
子どもは「世界にひとつだけのマイラベルづくり」をしました。大人は「みりんの楽校」の授業を受けました。

自分たちで収穫した「もち米」を原料にして宝酒造の工場で造られた本みりんが、来年の春頃にみんなの元へ届きます。
子ども達はその本みりんの瓶に貼る「世界にひとつだけのマイラベルづくり」に挑戦しました。
お父さん、お母さんへのメッセージや、田んぼの学校で過ごした思い出を描きました。
どのラベルも想いがいっぱい詰まった、とても素敵なラベルになりました。

大人は「みりんの楽校」で本みりんや料理清酒について学びました。
講師は宝酒造(株)商品部の社員です。
先ずは、本みりんとみりん風調味料、「料理のための清酒」と料理酒（加塩）の味くらべをしてもらい、どれだけ味に差があるのかを体験しました。
そして、本みりんが作られる工程や、調理効果について学びました。

▼テイスティング中▼

調理実習では自分たちで収穫したもち米を使ってお正月にちなんだ料理をつくりました。
メニューはきんとん、のしやき、伊達巻、白味噌雑煮です。（赤飯はラ・キャリエールが用意してくれました。）
先ずは、ラ・キャリエールのインストラクターの方が講師となり、みんなが作る料理のデモンストレーションをしてくれました。デモンストレーションを見つめるみんなの目は真剣そのもの。メモもしっかりと取っていました。

デモンストレーションが終わるといよいよみんなで実践です。
「初めて子供と料理します」というご家族も多く、大人も子どももみんなで楽しみながら料理を作りました。
子どもを見守るお父さん、お母さんのやさしい眼差しがとても印象的でした。

一番最後の授業はお正月用のしめ飾りづくり。
しめ飾りに用いた「稲ワラ」は収穫編で収穫したものを使いました。
講師は田んぼの授業でお馴染みの仁江の農家の方々。
大きな身振り手振りで、しめ飾りの意味や作り方を教えてくれました。
みんなも講師の方にならって、稲ワラをねじったり、紙垂を付けましたが、これがなかなか難しい。
難しい作業に四苦八苦しましたが、みんなで取り組み、なんとか完成できました。
意外とお母さんが稲ワラを編むのが上手だったり、お父さんが上手だったりと家族の中でも新たな発見があったようです。
このプログラムは今年が初めてでしたが、みんな喜んでくれました。

最後に卒業式が行われ、校長先生からみんなに卒業証書が授与されました。 卒業証書を受け取るみんなの顔はニコニコ。でも少し恥ずかしそうに、照れくさそうに卒業証書を受け取っていました。