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宝酒造 田んぼの学校

田んぼの学校レポート(2014年度)

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第4回<恵み編> 日にち:2014年12月14日(日) 場所:ラ・キャリエールクッキングスクール

最終回の<恵み編>で、子どもたちは本みりんのびんに貼るオリジナルラベルを作ります

あたりがすっかり冬景色に染った12月、田んぼの学校<恵み編>が開催されました。子どもたちは来年春に届く本みりんのびんに貼るオリジナルラベルを作りました。この本みりんの原料には、生徒たちが1年かけて育てたもち米が使われます。
お父さん、お母さんに日頃の感謝を込めて子どもたちは色とりどりのペンや色鉛筆、クレヨンなどを使って思い思いの絵やメッセージをラベルに描きました。

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    どんなことが一番思い出に残っているかな? ノートを見直して「田んぼの学校の1年」を振り返ります。

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    ラベルはいろんな色を使ってカラフルに仕上げます。

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    中にはラベルの下書きを用意してきた生徒もいました。

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    どんなことをラベルに書いたかは、まだ家族にはヒミツ。届いてからのお楽しみです。

大人は本みりんや料理清酒について学ぶ「みりんの楽校」を受講!

子どもたちがラベルづくりに熱中している頃、大人たちは本みりんや料理清酒について学びます。とくに“本みりんとみりん風調味料の違い”で行われた「ききみりん」では、二つの差にみんな驚いた様子です。“本みりん”が味も香りも甘いのに対し、“みりん風調味料”は、味は甘いのですが少し酸っぱい香りがします。そして調理効果の違いを知るため、それぞれで調理した高野豆腐を試食すると……。どうやら味わいも異なるようです。名前が似ていても、二つは違うものなのだということがわかりました。

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    大人はここで、本みりんの調理効果などを学びます。

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    “本みりん”と”みりん風調味料”は香りから違いがあります。

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    「ききみりん」で”“本みりん”と”みりん風調味料”を飲み比べ。その味は…?

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    “本みりん”と“みりん風調味料”、味の違いははっきり分かるようです。

いよいよお昼ごはん作りに挑戦! 先生のお手本で予習も万全です。

<恵み編>のハイライト、料理教室が始まりました。料理は家族ごとに分かれ、大人と子どもが協力してお昼ごはんを作ります。献立は若鶏のきじ焼きのほか、お雑煮や大豆入りのごまめなど、お正月にいただく料理を取り入れた5品です。まずは先生の実演を見て手順や段取りを学びました。“料理のコツ”がちりばめられた先生のお話に、大人たちは興味津々。また子どもたちも次々と料理を仕上げていく先生の手元に釘づけで、「早く料理したい!」という気持ちがどんどん高まっているようでした。

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    なぜ食事の時に“いただきます”や“ごちそうさま”と言うのかな? 最初に全員で確認しました。

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    生徒たちもとっても真剣! 先生のお手本をしっかり学びます。

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    先生はユーモアを交え、楽しく調理のポイントを教えてくれます。

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    盛り付けまでちゃんと学び、お昼ごはん作りに向けて、心の準備ができました。

手順を確認したら、家族で協力して料理開始です!

調理実習教室に移動すると、用意された特製のエプロンとバンダナを身に付けます。家族でお揃いのエプロンを付けると、みんなチームとしての意識が一段と高まったようです。子どもたちは、包丁やコンロなど、ふだんなら少し危ないと感じる調理器具も、先生方のアドバイスを受けながら、積極的に手にとっていました。卵を割ったり、お肉を触ったりするのは初めてという子もいましたが、みんな楽しそうに料理をしていました。

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    先生が教えてくれた手つきを確認しながら野菜を切ります。

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    だし巻きに挑戦! クルクル、上手に巻けるかな?

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    お父さんもお子さんもだし巻きの出来具合に満面の笑顔。

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    鶏を焼きます。鶏肉を触ったり熱いフライパンに近寄ったり、今日も新しい経験がもりだくさん。

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    タレを煮詰めて、いよいよ仕上げ。おいしく出来上がりそうです。

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    もちろん盛り付けまでが料理です。家族の人数分に、上手に取り分けます。

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    “家族みんなで作った料理”ということも、ごちそうの一つ。どんどんお箸がすすみます。

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    みんなで育てたお米でつくったお餅、柔らくて本当によくのびます。

大学生の作ったオリジナルかるたで日本の食文化「おせち」の意味を学びます

家族で作ったお昼ご飯をみんなでいただいた後、午後は京都府立大学の学生が特別授業を行いました。「おせち」ということばの由来や、料理や素材が持つ意味について、学生たちがつくったオリジナルのかるたを使って学びます。五穀豊穣の願いが込められたおせち料理ですが、大人の中にも「おせち」の由来を知らなかったり、実はおせちをあまり食べたことがないという方もいて、みんな興味深そうに授業を受けていました。

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    大学生がおせちの由来や意味について紹介します。大人も知らないことが多く「へえっ」と声が上がることも。

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    大学生も加わってかるた開始です。いま聴いた授業の内容を、覚えているかな…?

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    ルールがわかってきました。子どもたちは集中してヒントを聴きます。

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    「はいっ!」慣れてくるとゲームは徐々に白熱! 子どもたちは真剣です。

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    ヒントには正解を見つけるのがちょっと難しいものもありました。

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    大学生と一緒にヒントを確認! とったかるたは正解かな…?

すべての授業はこれで終了。田んぼの学校を卒業するときが来ました

おせちの授業が終わり、8か月にわたった田んぼの学校も、残すところは卒業式だけになりました。たくさんの思い出と豊かな経験が得られた田んぼの学校。生徒たちはきっとこれからも、田んぼや生き物たちから学んださまざまなことを、折に触れて思い出してくれるのではないでしょうか。

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    暖かい雰囲気の中、卒業式がはじまりました。

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    田んぼの学校を修了した証しとして、家族ごとに卒業証書が授与されます。

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    1年間、がんばったね。卒業証書をもらって田んぼの学校を卒業です。

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    最後の出席スタンプを押して帰ります。みんな元気でね。

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