煮詰めた本みりんを焼き菓子の生地に入れると、味はまろやかで上品に、食感はふっくらとして風味が変わり、本みりんの良さが生きます。
(紙コップ3〜4コ分)
黒あん生地
●卵白(L玉)・・・1コ分
●砂糖・・・5g
●薄力粉※・・・5g
●上新粉※・・・5g
●A(卵黄(L玉)・・・1コ、黒あん・・・40g、サラダ油・・・3g、半量に煮詰めたタカラ本みりん※・・・25ml
抹茶あん生地
●卵白(L玉)・・・1コ分
●砂糖・・・3g
●薄力粉※・・・5g
●上新粉※・・・5g
●抹茶・・・4g
●あずきの蜜煮・・・適量
●B(卵黄(L玉)・・・1コ、白あん・・・30g、サラダ油・・・3g、半量に煮詰めたタカラ本みりん※・・・20ml)
【下ごしらえ※】
タカラ本みりん100mlを半量の50mlほどになるまで煮詰め、黒あん生地と抹茶あん生地に使う。
黒あん生地、抹茶あん生地の粉類はそれぞれを合わせてふるっておく。
(1)黒あん生地をつくる。Aを順に合わせ、均一になるまでよく混ぜる。
(2)卵白を軽く泡立て、全体が白っぽくなったら砂糖を加え、さらにしっかり泡立ててメレンゲをつくる。
(3)(1)に(2)のメレンゲの1/3量を加えてよく混ぜ、残りのメレンゲを加え、今度は泡を消さないように気をつけて均一になるまで軽く混ぜる。
(4)ふるった薄力粉と上新粉を加え、粉っぽさがなくなってつやが出てくるまでさっくりと混ぜる。
(5)抹茶あん生地も、黒あん生地と同様の手順でつくる。
(6)竹ぐしを使い、紙コップの底に7箇所ほど空気抜きの穴をあける。紙コップに抹茶あん生地大さじ3を入れ、あずきの蜜煮を散らす。その上に、黒あん生地大さじ3を入れる。
(7)ラップをせずに電子レンジ(600W)で1分40秒加熱する。紙コップの周囲に竹ぐしを差し込んで1周させてから取り出し、縦半分に切って器に盛る。
※京 名料理人に学ぶ 日本料理教室 宝酒造株式会社・NHK出版「きょうの料理」テキスト共同企画より抜粋